SDRで作るデジタルトランシーバー その4
2019-09-28


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送受切り替えコントローラユニットの説明です。
ここでは送受の切り替えのタイミングを発生させています。
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PTTと同時にRXの入力を短絡します。LNAの電源を落とし、アンテナを切り替えます。そこから100mS遅れて送信アンプの電源を入れます。またそこから5ms遅れて外部のリニアアンプのPTTを入れます。
外部リニアアンプはキャリアコントロールが付いているのでPTTは必要ありません。キャリアコントロールが効かないくらい小電力の場合はこのPTTが生きてきます。実のところ500MHzまでは十分出力が出るのでこのPTTの出番はありません。
当初の回路ではSDRのTX出力をダミーに繋いでおき送信アンプの電源が入ってから100mS後にアンプに切り替えていました。
受信のRX入力切替とTX出力切り替えにはパナソニックのARE10A12を使っています。規格では Max. 0.2dB (to 900MHz), Max. 0.7dB (to 2.6GHz)のInsertion lossです。但しユニバーサル基板に銅箔を使っていますがどうしても1GHz以上ではLossが大きくなります。
後で出てきますがアンテナ切り替えリレーに安田のCX-220Pを使ったのですが1GHzではLossが大きすぎて使い物になりません。そこでアンテナ切り替えリレーを交換すると同時に送信系のリレーを廃止しました。(後述)
当初のTX出力切り替回路は既出の次の回路でした。
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ARE10A12は0.7dBなので基板を起こしてコネクタを付ければアンプの利得でカバーできます。
送受切り替えコントローラの回路です。
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次は受信アンプユニットの説明です。

続く


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