LimeSDR MiniからPTTとBand出力の説明をします。
LimeSDR MiniのGPIO出力からPTTとBand出力を生成する回路です。
LimeSDR MiniのGPIOは基板上に1.27ピッチのパターンで出ています。(この
サイトを参照)
このパターンは1.27ピッチの10Pです。
基板に直接ケーブルを半田付けしても良いのですが1.27ピッチのピンヘッダーがありました。
ついでにこちらも購入したのですが使えませんでした。左右の出っ張りがヒートシンクに当たり刺さりません。
先にヒートシンクを付けていなければこの出っ張りを避けてヒートシンクを付ければこれが使えます。
そこでこちらを購入し1.27ピッチのリボンケーブル(ATAケーブル)を半田付けしました。
1.27ピッチは割合簡単に半田付けできます。
回路は単にトランジスタアレイでレベル変換するだけです。
GPIO6とGPIO7はPTT専用ですがOR回路でPTTとして出力しています。後続のタイミング回路へ送る信号です。
Band出力はMiniDIN6Pを使いましたがVccとGNDを入れたため4bitのみになりました。GPIO0とGPIO1は表示のみです。GPIO2~GPIO5がBandとして使います。
GPIO6とGPIO7はPTT専用にしました。
オープンコレクタですが表示用のLEDからの電圧が掛かるため無電圧にならずリニアアンプは動作しません。
またタイミングもこれでは送信に入ると同時にリニアアンプがオンになるため気持ちよくありません。
そこでリニアアンプのキャリア検出を使うこととします。
これはよくできたソフトです。送信時、または受信時にバンドごとにどのGPIOをオンにするか設定します。
送信時、受信時ともに同じGPIOをチェックすればそれはそのBandの信号になります。送信時だけチェックすればそのBandの送信状態の信号になりますのでPTT信号です。GPIOは0~7までありますので自由に組み合わせてBandまたはPTT信号にできます。多バンドの場合足りなくなるかも知れません。しかしLimeSDR Miniは100MHz以上なのでこれで十分です。