SDRで作るデジタルトランシーバー その2
2019-09-26


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総合ブロック図を説明します。
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SDRは安く無いので壊れないようにしないといけません。
送受の切り替えにディレーを持たせ安全に送信します。それが送受切り替えコントロールユニットです。
受信アンプユニットは送信中はSDRのRX入力を短絡させるリレーを入れました。併せて4GHzまでの広帯域アンプで利得を稼ぎます。
また送信電波をモニターするRTL-SDRを入れました。当初LimSDR Miniが全2重なので送信と受信を同時に働かせようと思いましたがLimSDR Miniの制約上できないことが分かり最も安いRTL-SDRを導入しました。
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送信アンプは広帯域パワーアンプを入れSDRの出力を15dBmから34.6dBm(最大)まで上げます。
受信のLNAも送信のアンプも中華製を購入しました。
送信のアンプを通った後アンテナ切り替えリレーを通ってメーカー製のリニアアンプに繋がります。
リニアアンプの出力段には当然ながらLPFが入っています。
しかし入力はフィルター無しで入ってきます。今回使用するリニアアンプは144MHz帯と435MHz帯の同時送信が可能です。そのため144MHz帯の出力に3倍高調波の435MHz帯が含まれるとそのまま増幅され144MHz帯と435MHz帯の両方に電波が出ていきます。それを防ぐため144MHz帯の送信時は180MHzのLPFをいれてリニアアンプに入れます。144MHz帯専用のアンプなら必要ないです。
SDRから出力されるPTTとBand出力は3.3V 8bit CMOSで出てきますのでオープンコレクタを入れてレベル変換します。オープンコレクタだけであれば電源は要らないのですがLEDを点灯させるため+12Vを送っています。
システム全体は+12Vで統一しますが受信用のLNAは+5V仕様を購入したためユニット内で+5Vに変換しています。リニアアンプには+13.8Vを供給しますのでここから+12Vにダイオード2個で落としシステムの電源とします。
ユニットは150mm×100mm×40mmのアルミケースで統一しました。タカチのYM150です。LimeSDR Miniのケースだけ140mm×100mm×40mmになりました。

次にLimeSDR MiniからPTTとBand出力の説明をします。

続く


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